【話題の髪質改善】『酸熱トリートメント』って何が違うの？

酸熱トリートメントとは
1. 酸熱ケアとは？
酸熱トリートメントの効果
1. 普通のトリートメントとの違い
2. ストレートパーマや縮毛矯正との違い
まとめ
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酸熱トリートメントとは

色々なメーカーから酸熱トリートメントが出ていますが、一番多いのがグリオキシル酸を主成分にしたものです。

よく勘違いされるのが、縮毛矯正やストレートパーマのようにくせ毛を伸ばす事は出来ません。
髪の内部に働きかけて、髪内部の歪み・ガタつきを改善する事が出来ます。

この酸熱ケアは毛髪内部に浸透して、酸の力でタンパク質同士を繋ぎ合わす働きがあり、その効果を出す為に熱が必要なのです。

酸熱ケアとは？

グリオキシル酸と熱による脱水で新たなイミノ結合が生まれ髪の芯をしっかり強固にしていきます。

よくアイロンでくせ毛を伸ばすという説明も見かけるのですが、これは間違いで誤った情報が流れています。

酸の反応の手助けと本当は180℃の熱を与えて脱水縮合させて固定化するのが目的です。

しっかり髪の水分を抜きとり、髪を脱水状態にしないと、酸もイミン結合が定着せず効果が長持ちしません。

酸熱トリートメントの効果

酸熱トリートメントで効果が大きく期待できる事は2つです。

・ヘアカラーやパーマなどの薬剤を使ったダメージの改善

・年齢を重ねる事によって変わってきた髪質、エイジングダメージの改善

などにとても効果があります。

酸によるイミン結合で髪の強度が増して、ダメージによる髪の毛のハリコシの回復の手助けに向いていると思います。

普通のトリートメントとの違い

酸熱トリートメントも普通のトリートメントも、髪を綺麗に見せたり扱いやすくする事は同じです。
では何が違うかというと、普通のトリートメントは髪本来の成分を髪の中に入れてそれが出ていかないように外側からコーティングをして蓋をする状態です。中に入れた成分は髪と結合するわけではなく、コーティングのおかげでで髪の中にとどまっているだけなのです。なのでコーティングが少しでもとれてくると、髪の外に流失してしまいます。

酸熱トリートメントはどうかというと先ほどもふれましたが、グリオキシル酸、ジカルボン酸、マレイン酸などが髪の中に入り、熱の反応によりイミン結合をして、髪本来の結合の手助けをします。そして髪の表面にコーティングをする事で酸の成分を外側に流失しにくくします。

つまり、普通のトリートメントと酸熱トリートメントは「熱をあてる事」と「髪の結合と酸の形状を変化させる事」、「髪の表面にする蓋が強固である事」が大きく違います。

ストレートパーマや縮毛矯正との違い

パーマや縮毛矯正などの髪の形成を変える時、薬剤で髪の内部の結合のシスチン結合を切り離したり、くっつけたりして髪の形を変えるのですが、酸熱トリートメントはこのシスチン結合を一切切り離す事が出来ません。なのでくせ毛が伸びる事はありません。

ただ、もともとの髪質でシスチン結合が少ない髪質の人は、グリオキシル酸などで髪の内部イミン結合で架橋する事により、髪がストレートパーマに近い状態になる事はあります。

でも、クセを伸ばしたいと思ったら絶対に縮毛矯正をあてた方がいいです。
酸熱トリートメントはくせ毛を伸ばすメニューではない事を覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか？

酸熱トリートメントは、最近注目されている話題のメニューです。
ただ間違った認識をしてしまいやすいメニューでもあります。

・ストレートパーマや縮毛矯正との違いくせ毛は伸びない

・酸を使って架橋してハリコシを出しているので、普通のトリートメントに比べたら髪に負担をかけている

この特性を理解して使用してあげると、今までのトリートメントでは実現出来なかったハリコシや、手触り、もちが実現できます。

Aliceのサイエンスアクアとも似ているのですが、サイエンスアクアは髪の表面のキューティクルに働きかけており、柔らかさがでるのが特徴で、酸熱トリートメントは髪の内部のコルテックスという部分に働きかけてハリコシを出すのが特徴です。

トリートメントは本当に幅がひろくなってきているので、髪質にあった髪質改善を相談しながら、試してみてください。